ウーゾはギリシャらしい味のするお菓子で、ウーゾ酒が入った飴です。お酒が苦手な人は少し苦手かもしれませんが、一度なめてみると誰でも好きになりそうな味つけになっています。ギリシャにはいろいろなお土産がありますが、このキャンディはそれほど好みが分かれず、お土産として人気のあるお菓子です。
[読み続ける]世界のキャンディ
ポーランドで人気のキャンディー
ポーランドで人気のKrowki(クルフカ)はポーランド式のファッジ、つまりキャンディーの一種です。複数形でクルフキとも言い、小さい牛を意味する言葉から名づけられています。主にヨーロッパと北アメリカで愛されてきた歴史があり、近年は日本でも注目を集めます。食感は柔らかめで見た目はキャラメルに近く、一粒頬張るとミルクや砂糖の甘味、バターの香ばしさやクリームの深みなどが味わえます。バニラ入りやチョコレート、コーヒーの香りつきのKrowki(クルフカ)もあるので、様々なバリエーションが楽しめます。
[読み続ける]メキシコで人気のキャンディー
メキシコといえばピリ辛の料理が人気で、サルサソースを使った料理がたくさんあります。特に有名なのはタコスのように片手で手軽にいただくことができるものです。メキシコはとうがらしやトウモロコシを使うことが多く、日本人でも美味しく食べることができます。タコスは圧倒的な知名度があり、日本でも親しまれている食べ物です。
[読み続ける]ドイツ発祥のバームクーヘンについて
ドイツ発祥のお菓子の中で、バームクーヘンは日本で一番親しまれているスイーツといえるでしょう。本場のバームクーヘンをドイツで食べたい、お土産に買いたいと考える人も多いかもしれません。
ドイツでバームクーヘンが誕生したのは、1800年代の初めころだとされています。発祥の地は様々ですが、最初に焼かれたと記録が残っているのは、ほんの小さな町のことです。ドイツではバームクーヘンに定義が定められています。国立菓子協会によってさだめられているものが、油脂はバターのみを使ったもの、そしてベーキングパウダーは使用してはならないなどと厳しい基準が設けられています。これらの厳しい基準はクリアしたものだけが、本物のがバームクーヘンだと認められているということです。バームクーヘンは専用のオーブンで手間暇かけて作られてます。高度な技術と経験が必要とされ、菓子職人の中では課題にも設定されているほどです。ドイツでのバームクーヘンは、限られた職人たちが焼くことのできる特別なお菓子だということです。
日本ではやわらかくふわふわの食感のものが好まれるかもしれませんが、これは日本人の舌に合わせて独自に進化がなされたものです。味も形も様々な変わった新商品が次々に開発され続けている特徴があります。一方でドイツ発祥のバームクーヘンは、定義にのっとりながら、古来からあるレシピと製法に基づき、忠実につくられています。これにより伝統の味が大切に守られているといえるでしょう。主な材料としては小麦粉とバッター、マジパンと卵、砂糖などが使われます。ここにアルコールやそれぞれの店の隠し味が加えられることになります。チョコレートなどでコーティングされているものもありますが、コーティングされている理由は中の水分が乾燥してしまうのを防ぐためです。歴史の重みを包み込んでいるかのように、ずっしりとした感触を味わうことができるでしょう。
ドイツではカフェを併設しているところもありますが、このような場所で提供されるものは薄く削ぎ切りにしたものです。薄く削ぎ切りにすることによって、縦に切った場合よりも口当たりが柔らかくなって重みを感じることがなくなります。またドイツではスリット生クリームを添えて食べるのも主流となっています。チョコレートでコーティングされているものの場合には、常温に戻し、さらには包丁をお湯で温めてチョコレートを溶かしながら切ることによって、きれいに切り落とすことができるでしょう。
本場フランスのパンケーキ・クレープレシピ
日本でも大人気のスイーツである「クレープ」は、フランス北西部のブルターニュが発祥の地と言われています。ブルターニュ地方は雨が多くて小麦の栽培には適していなかったため、人々はパンの代わりにそば粉を使った「ガレット」を作って食べていましたが、19世紀に入るとそれまでのそば粉にかわり小麦粉が使われるようになり、現在のクレープの原型ができました。しかし、本場フランスではスイーツというよりも食事として食べられることが多く、甘いクリームやフルーツを乗せてラッパ状に丸めた日本のクレープとは異なり、卵やチーズ、ハムなどを入れて包み、ナイフとフォークで食べるのが一般的です。
本場フランスのクレープのレシピは、薄力粉が125グラムと卵が3個、バターとサラダ油がそれぞれ40グラム、グラニュー糖30グラムとミルクが375ミリリットルが基本で、これにあればグランマニエ酒とオールドラム酒がそれぞれ大さじ1杯に、すりおろしたオレンジの皮を適量加えます。まず始めに焦がしバターを作るため小鍋にバターを入れて弱火にかけますが、火にかけている間は手を加えないことが鉄則です。
バターが溶けると大きな泡が立ちますが、次第にそれが小さくなってくると少しずつ色づいてくるので、明るい茶色を目途に火を止めて冷やします。
次に卵を全て割り入れて泡立てないようにしながらしっかりとほぐし、きれいに混ざったらサラダ油と焦がしバターを加えて、十分になじんだらグラニュー糖を加えます。
次に薄力粉を入れて卵液に練り込むようにゆっくりと混ぜ込み、あればこのタイミングでグランマニエ酒とオールドラム酒、オレンジの皮を入れて、最後に牛乳を少しずつ加えながら生地を伸ばしていきます。
全体が均一になじんだらラップをかけて、冷蔵庫で1時間程度休ませたら生地の完成です。焼き方は、大きめのフライパンにサラダ油を薄くひいてから生地を流し込み、生地にぽつぽつ穴が開いて縁が乾いてきたら、生地の半分のところに箸など細長いものを入れて持ち上げひっくり返して、裏面も軽く焼いたら完成です。
全ての生地が焼き上がり粗熱がとれたら、乾燥を防ぐため全体をラップで包んでおき中に入れる具材を用意します。食事の場合ならハムやベーコン、チーズなどとの相性がよく、スイーツならば生クリームやチョコレート、フルーツ類、アイスクリームなどがおすすめです。
なお、食べきれなかったクレープは冷凍することもできますが、薄いため乾燥しやすいのでなるべく早めに食べきるようすることが大切です。