マカロンは日本でも人気が高いスイーツのひとつです。
お茶うけの定番でもあり、カラフルで美しいのでギフトにも利用されます。
パリジェンヌに愛されているお菓子なのでフランスのお菓子だというイメージを持つ人もいますが、実はイタリアが発祥の地です。
マカロンの原型は、ピエモンテ州の伝統的なお菓子です。古代ローマの時代からあるお菓子で、16世紀にアンリ2世に嫁ぐことになったカトリーヌの菓子職人によりフランスに伝わります。
現在普及しているマカロンは、フランスでアレンジされ世界に広まったものになります。修道院からフランス全土に広がったマカロンは、地域色が強いお菓子です。地域によって表面にひび割れがあるタイプやオイルが入っているタイプ、ワインが入っているタイプなど様々なマカロンが誕生しています。
日本で有名になったのは、1970年代にホテルで提供されるようになってからです。本格的なブームは2000年に入ってからで、現在ではデパートのお菓子売り場などで気軽に購入することができます。フランスでは地域によって作り方が異なりますが、基本的な材料は同じです。卵白とアーモンドパウダー、砂糖があれば作ることができるので自宅で作っている人も増えています。
日本で親しまれているマカロンは、パリジャンと呼ばれているタイプです。フランスには約250種類のレシピがあり、旅行に行ったときにお土産に購入する人も多いです。品質の良い材料を揃えれば、自宅でも最高に美味しいマカロンを作ることができます。
美味しいマカロンを作るためにはコツがあります。特に重要なのがメレンゲの泡立て方と泡をつぶして混ぜる作業、絞り方と乾燥です。各工程でポイントをしっかりと押さえておけば、美しくて美味しいマカロンを作ることができます。アーモンドパウダーと粉砂糖は、事前に均一に混ぜておきます。メレンゲはとても重要なので、丁寧に作ります。冷やした卵白をハンドミキサーで泡立てながら、少しずつ砂糖を加えていきます。ツノが立つくらいのメレンゲができれば完成です。泡立てたメレンゲに粉砂糖をいれ、表面の泡をつぶすように優しく混ぜます。生地を垂らしてみてリボン状に垂れれば生地が完成します。生地が完成したら絞り袋に入れて天板に絞りだし、半球形を作ります。絞った生地は、表面を触って指につかない程度まで乾燥させます。乾燥が終わったら、140度で20分前後焼きます。生地の表面が乾燥しているので、焼いている途中で生地が横から出てきてマカロンらしい形になります。